2025/06/10 00:08

🍽️ AGE(終末糖化産物)対策としての食事選び

「老化は自然なこと」と考えられがちですが、
近年の研究では、食事の内容や調理法が老化に関与する可能性があることがわかってきました。
そのカギとされているのが、「AGE(終末糖化産物)」という物質です。


📌 AGEって何?

AGEとは、たんぱく質と糖が加熱によって反応し生じる物質のことで、体内に少しずつ蓄積されていきます。
皮膚、筋肉、血管などに影響すると考えられており、老化や健康バランスの変化に関与していると指摘されています。

AGEの蓄積により、以下のような影響がある可能性が示唆されています。

  • 皮膚・被毛のハリやツヤの変化

  • 関節・骨への影響

  • 慢性的な炎症状態(代謝性疾患との関連も研究されています)


🔍 AGEの約1/3は「食事由来」?

AGEには体内で自然発生するものと、食べ物から摂取されるもの(外因性AGE)があります。
とくに後者は、「加熱調理の温度」によって含有量が大きく変わることがわかってきました。

例として:

調理方法AGE生成の傾向
120~200℃の高温乾燥(一般的なドライフード)AGEが多くなる傾向
100℃以下の低温乾燥AGEの生成が抑えられることが多い
非加熱(フリーズドライ等)AGE生成は最小限に抑えられるとされる

🐶 sniff-sniffがご提案する「AGEに配慮した食事」

当店では、以下のようなフードをAGE生成に配慮した選択肢としてご紹介しています。

▶ K9ナチュラル(フリーズドライ)

  • 非加熱製法のため、栄養価が高くAGEの発生も抑えられるとされています。

▶ 鑑(低温乾燥)

  • 100℃以下でじっくり加熱乾燥された国産フード。

  • 栄養価・風味を保ちながら、加熱によるAGE発生を抑制する工夫がされています。

これらは、老化に関心のある飼い主さんが検討される食事スタイルの一例です。


🐕 大型犬には「鑑 × K9ナチュラル」の組み合わせも

大型犬にフリーズドライを主食とするのはコスト的に難しいこともあります。
その場合、次のような組み合わせをご提案することもあります。

👉 主食を「鑑」、トッピングに「K9ナチュラル」というスタイルです。

このような組み合わせは:

  • 加熱度を抑えた食材を取り入れる工夫

  • たんぱく質のバリエーションによる栄養バランスの向上

  • 糖質量を抑える組成に近づける(※一般的なドライフードは糖質比率が高いものも多く見られます)

といった目的で選ばれることがあります。


✨ まとめ

AGEは一度体に取り込まれると分解されにくく、加齢とともに蓄積していくとされています。
だからこそ、日常的な食事から少しずつAGE摂取を抑える工夫が注目されています。

「いつまでも若々しく健康に過ごしてほしい」
そんな思いをサポートするために、sniff-sniffでは栄養バランスや調理方法にも配慮したフード選びをご提案しています。