2025/10/21 10:29
― sniff-sniffが考える「構造的要因」と「体内環境ケア」 ―
「涙やけがなかなか良くならない」「こまめに拭いてもすぐに茶色くなる」
そんなお悩みを抱える飼い主さんはとても多くいらっしゃいます。
涙やけにはいくつかの原因がありますが、
まず押さえておきたいのは 犬種による“目の構造”によって起こる体質的な問題が大きいということです。

涙やけの主な原因は「構造的な体質」
マルチーズ、トイプードル、チワワ、シーズー、ポメラニアンなどの犬種は、
目が丸く前に出ていたり、涙管が細かったりといった特徴があります。
そのため、涙が正常に鼻へ流れず外へこぼれやすく、
体質として涙やけが起こりやすいのです。
構造的な要因(一例)
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涙管が細い・曲がっている
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目の位置が浅く、涙がこぼれやすい
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まつげや顔の毛が目に触れやすく刺激になる
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鼻涙管の詰まりや形成の問題
これらは「治す」のではなく、「悪化させない環境づくり」をすることが大切です。
体内の炎症が加わると、涙やけはさらに目立ちやすくなる
構造的な体質に加えて、
体の中で炎症が続くと涙の質や量が変化し、涙やけが強く現れます。
特に日々の食事は、炎症を左右する一つの要因です。
食事によって炎症が起きる主な理由
① 酸化した油
高温で加工されたフードや、開封後に時間が経ったフードの脂質は酸化しやすく、
体内で細胞を刺激し、炎症の原因になります。
② 糖化(AGE)
高温調理されたドッグフードでは、タンパク質と糖が結びつき「糖化物質(AGE)」が発生します。
これは体内で分解されにくく、涙腺や皮膚など全身の老廃物排出に負担をかける要因になります。
③ 体質に合わない原材料(アレルギー・不耐性)
特定の食材が体質に合わない場合、腸で炎症反応が起こります。
腸が炎症状態になると免疫が過剰に働き、体外へ老廃物を出そうとするため、涙が増えやすくなります。
このような“静かな炎症”は目には見えませんが、涙やけ・皮膚トラブル・便のニオイなどに表れます。
🦷 お口の健康は涙やけケアの「土台」
歯垢や歯石による口腔内の炎症は、唾液や血流を通じて全身に影響を及ぼすことが報告されています。
特に、口内の細菌バランスが乱れると、涙腺や目の粘膜にも刺激が伝わりやすくなります。
お口のケアで期待できること
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口臭・便臭の軽減
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体内の炎症負担を減らす
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涙の質の安定
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シニア期の健康維持につながる
構造的に涙があふれやすい犬ほど、
お口の環境を整えて体の炎症負担を減らすことが、涙やけ対策の大切なポイントになります。
「食べてケアできるデンタルサポート」という選択肢
はみがきが苦手な犬や、シニア犬にも続けやすいのが
カッテージチーズ由来の抗菌ペプチドを使った“食べるデンタルケア”。
毎日のごはんにかけるだけで、
お口の中の菌バランスを穏やかに整えることができます。
過度な刺激を与えず自然に取り入れられるため、
涙やけ・口臭・腸内環境のトータルケアにもつながります。
🌿 sniff-sniffからのメッセージ
涙やけは構造的な体質を理解しながら、体の内側を整えていくことが改善の近道です。
お口・腸・皮膚のケアを組み合わせることで、
見た目の変化だけでなく健康寿命にも大きな差が生まれます。
大切なのは「急に変える」ことではなく、
愛犬が無理なく続けられる方法を選び、少しずつ“内側から整えていく”ことです。
📍 sniff-sniff 円山裏参道
愛犬の食と健康をサポートする専門店です。
涙やけ、お口ケア、フード選びなど、お気軽にご相談ください。